雑談 ～あれから１７年～

毎日、
寒いっすねぇ。

でも、あさってから、ちょっとの間、
寒さも緩むらしいです。
除雪作業で、くたくたの人たちも、一休みで、
次の雪に備えましょう。
って、まだ降るか？
そりゃぁ、降るでしょ。
まだ、１月半ばですよ。

という、覚悟だけは、しておきましょう。


で、今日は、
１月１７日。
あれから、もう、１７年です。
昨年の震災がひどすぎて、かすみそうですけど、
わたしにとっては、全然リアルな、かすみようのない現実です。

連休明けの火曜日の朝、
アパートにトラックでも突っ込んだのかっ、
ってくらいの衝撃の後、
立てかけていたベースが、
枕元に「ボ～ン」と倒れてきて、
布団かぶって、「ウォ～」って叫んでた。
そのあと、となりのおばちゃんに
「兄ちゃん、大丈夫かぁ。下降りやぁ」
って外から、声掛けられて、
急いで、そこらじゅうのものを蹴飛ばして、
暗がりの中、外に出たんです。

まぁ、わたし自身の被害は、大したことなかったけど、
親友が、神戸の一軒家の社宅に、引っ越したばかりだったり、
そのツレの姉ちゃんが、三宮の産婦人科で、
赤ちゃん産んだばっかりだったり、
取引先のお客さんが、何件かあって、
そのお見舞いだったりで、
週末は神戸、って、いうのが、ひと月以上続いたんです。

地震から、４日後、初めて神戸に入った時は、ひどかった。
渋滞で、進まないし、
橋の上で、震度４強の余震にあい、ビビりまくり、
落ちた高速の横から、「抜け道行くぞっ」
って、路地に入ると、
車のライトを頼りに、ジェットコースターのような道を進み、、
まっすぐ行くぞっ、と思うと、倒れた家で、行き止まり。
あっち曲がり、こっち曲がりで、
１０時間後にやっと、姉ちゃんの待つ婦人科に到着。
院内は、非常電源のみのうす明りで、
姉ちゃんは、一日、おにぎり半分の日もあるとか、
もっていった、おにぎりと、ポリタンクの水を置いて、
外に出ると、遠くで、パトカーのサイレンの音が、ず～っと鳴ってる。
明るくなって、ツレの社宅に向かうと、
玄関開けるのにも一苦労の、やられよう。
（親友は、当日、九州出張で、体だけは大丈夫）
山の手の平屋だから、あの程度で済んだともいえるけど。
ほとんど、何も食えずに、夕方やっと、大阪に帰ってこれた。

きれいに建っているように見えたマンションや建物は、
一階部分が、なくなってて、
芦屋のお客さんの見舞いに行ったときには、
「わしの家は大丈夫やったけど、となりの家が、もたれかかってんねん」
って、今にも倒れそうになってた。

一緒に行った、会社の女の子も、
行きは、ニコニコだったのが、
帰りの電車の中では、顔見合わせても、声も出ない。
俺の冗談も、からまわり。
「それは、いつもの事」

部屋に居ても、TVは、CM もない、
風景と報道しか映ってないし、
コンビニ行っても、
食えるものは、サラダしかないし、
余震が怖くて、
寝るときは、スウェット上下の上に、ジャンパーと、ジーンズで、寝てたし。
あんときほど、
一人暮らしは、辛い、って思ったことはないな。

んっ、長い？
長いね。

私も寝ないと、
明日、やばい。


リクエストは、
角松　敏生で、
「崩壊の前日」

高中のLIVE 、観てて、
懐かしくて、嬉しかったんだけど、
今日の内容からして、
これしかないでしょ。

お願いします。

ほなっ。